Oscar Wilde 「The Picture of Dorian Gray」
Hello. I am Ruka !
…はい、洋書の紹介ということで、挨拶は英語にしてみました笑
今後も洋書の書評の時は、挨拶は英語でいく所存です^ ^
さて今日紹介する本は、Oscar Wildeさんの「The Picture of Dorian Gray」です。
日本語訳で「ドリアングレイの肖像」ですね。
The Picture of Dorian Gray: Stage 3 1000 Headwords (Oxford Bookworms Library)
- 作者: Oscar Wilde,Jill Nevile
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2008/03/15
- メディア: ペーパーバック
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この洋書は、高校1年のときに学校から配布されたものです。
部屋を片付けている時に出てきて、
「読み返してみよう!」
と思い、ただ今書評に書いています。
- あらすじ
美青年のDorian Gray(ドリアン・グレイ)が友人のBasil Hallward(バジル・ホールウォード)に肖像画を描いてもらう。
そこにBasilの友人Lord Henry Wotton(ロード・ヘンリー・ウォットン)がDorianに美と若さの尊さを説く。
それに感化されたDorianは
“I wish that I could always stay young and that the picture could grow old. ”
(「私はずっと若々しく、そして肖像画が老いていってしまえばいいのに!」)
と願ってしまう。
するとどうだろう!実際に肖像画が年をとり、Dorianは年をとらなくなる。
しかし、調子に乗ったDorianが自由奔放に生き、悪い噂が増えていくようになると、肖像画にはDorianの醜悪さも現れるようになっていく…。
ざっくりとしたあらすじはこんな感じですかね。
- 感想
一見すると、自分が年をとらなくなる魔法の肖像画を手に入れたように思いますが、ところがどっこい!
やはり最後にはDorianは報いを受けるんですよね。
Dorianは美貌があり富もあったけど、「人は年をとり、いつかは死ぬ」という普遍的な事実を受け入れられなかった、弱い人物だと感じました。
また、逃れられないものから逃れようとすることは、愚かだとも思いました。
実際自分も、「大学受験」という逃れられないものから、何度も何度も逃げようとした時期があります。
それでも最終的には戦わなければならないとなんとか自分を奮い立たせました。
(あまり結果は良くありませんでしたけど笑)
それと、自分の醜く嫌いな部分を受け止める器が、Dorianには無かったのだなとも。
誰にでも欠点はあるのだから、欠点から目をそらすのではなく、どう向き合っていくかが本当に大事なんじゃないかな。
むしろ、自分の汚い部分に目を向けて向けて、向き合った人こそが、最後には一番輝けるんじゃないかと思います。
- まとめ
…とまあ、なんか変に重たい感じになってしまいましたけど、本書はとても気軽に読めるファンタジーです!
英語のレベルも高校1年生レベルで読みやすいものとなっていますので。
しかし、
「いや、英語なんて本当に出来ないし、何年も英語に触れてないから洋書読めるわけねぇ!」
という人もいると思います。
なので、最後に日本語訳されている本のリンクも貼っておきますね^ ^
- 作者: オスカーワイルド,Oscar Wilde,福田恒存
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1962/05/02
- メディア: 文庫
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それでは、また👋