縷流図書館

本を通してみる世界は、きっとまだ知らない世界。理系大学生による書評ブログ。

伊坂幸太郎 「アイネクライネナハトムジーク」

こんにちは、Rukaです!

かなり更新日が空いてしまった…。これではいけない!ここに更新日を「3日に一記事」を宣言します!!頑張れ、俺💪

 

さて、自己宣言も終わったので今日の本の紹介に移ります。今日紹介するのは

伊坂幸太郎アイネクライネナハトムジーク

 

 

です。

 

伊坂幸太郎氏にとっては、珍しい恋愛小説。

全体は短編集で構成されており、様々な人物の恋模様が描かれています。

 

ただ、それでも伊坂さん特有の「人同士の繋がり」がよく表れていました。いやむしろ、恋愛小説だったから、顕著に繋がりがみえたのかな。

 

短編ごとの登場人物達は一見関係なさげ。また時間軸もずれている。それでも、実は会社の知り合いだったり、家族だったり…。

そんな「繋がり」が読み進めていくうちにどんどん解かれていく。ミステリー小説での「伏線回収」に似た爽快感が味わえました(^^)

 

また、恋愛の形も、王道青春ラブストーリーではなく、少し大人な「これは恋と呼んでよいのか?」と思うくらいの関係性を数多く描かれています。

なので恋愛小説特有のドキドキ感は(良い意味で)少なく、「次は誰と誰が繋がるんだろう?」というワクワク感が強かったです。

 

恋愛小説を読み終わって、初めて「恋がしたい」よりも「伊坂さん、相変わらず凄いな」という感想が勝ちました笑

 

そんな恋愛小説では少しかわった読後感が味わえる「アイネクライネナハトムジーク」。

皆さんも是非読んでみてください!

 

それでは、また👋